131st JSPS seminar will be held on 27 March 2010 2 pm to 5 pm at the Main Meeting Room, 4th fl. Bild. 1, University of the Sacred Heart. Hideki Nakamura (Sophia University), ‘On the Theology of the School of St. Victor.’
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第132回教父研究会のご案内
第131回教父研究会は、2010年3月27日(土)14時~17時、聖心女子大学1号館4階大会議室において開かれます。みなさまのご参加をお待ち申しあげております。 中村秀樹「サン・ヴィクトール学派の神学をめぐって」 メッセージ:今回の提題では、近年ようやく全体像の解明が進んできたサン・ヴィクトール学派の神学思想の特徴について、学派の中心的思想家であるフーゴーとリカルドゥスの原典を用いて考えてみたい。この学派は、聖書の読解と教父の伝統に徹底して基づきつつ、広範な教義学的論考から観想論を核心とする神学的人間論に至る一つの総合的神学思想を示している。人間の全体性とその愛における完成を一貫して問題とする彼らの姿勢は、現代においてキリスト教的思惟から学んでゆこうとする私たちにとっても、多くの示唆を含むものなのである。
Patristica 13 published
The latest issue of the Patristica in Japanese vol. 13 has been just published. Click on ‘Journal Patristica’ to view the TOC of the Patristica.
『パトリスティカ』第13号刊行
会誌『パトリスティカ』第13号が刊行されました。 内容については、『パトリスティカ』をご参照ください。
130th JSPS seminar
130th JSPS seminar will be held on 12 December 2009 2 pm to 5 pm at the Main Meeting Room, 4th fl. Bild. 1, University of the Sacred Heart. Kazuhiko Demura (Okayama University), ‘The Significance of St. Paul in the 390’s Augustine: towards the Understanding of his Confessions’ Framework.’
第130回教父研究会
第130回教父研究会は、2009年12月12日(土)14時~17時、聖心女子大学1号館4階大会議室において開かれます。みなさまのご参加をお待ち申しあげております。 出村和彦「390年代のアウグスティヌスにとってのパウロ─『告白録』の骨格理解に寄せて─」 メッセージ:アウグスティヌス (354-430) は司祭 (391) となり司教 (395/6) となった時期に、パウロ書簡、とりわけ『ガラテア書』『ローマ書』の注釈を何度も試みている。この時期はまた自ら修道的生活を営む(『修道規則』参照)とともに『詩篇注解』1-32 や『主の山上の言葉説教』など、聖書解釈研究に着手した時期でもある。本発表では、このような390年代のアウグスティヌスの生のコンテキストにおけるパウロが果たした役割から、その直後に執筆された『告白録』(397-401) の構成の骨格を理解する筋道について、P・ブラウンの言うアウグスティヌスの「変化」の捉え方(「失われた将来」『アウグスティヌス伝』上参照)を再考察する議論も踏まえて論じたい。
129th JSPS seminar
129th JSPS seminar will be held on 19 September 2009 2 pm to 5 pm at the Main Meeting Room, 4th fl. Bild. 1, University of the Sacred Heart. Ryuichiro Tani (Kyushu University), ‘Divine Energeia: the Experience of the Pneuma and the Faith in Gregory of Nyssa and Maximus the Confessor.’
第129回教父研究会
第129回教父研究会は、2009年9月19日(土)14時~17時、聖心女子大学1号館4階大会議室において開かれます。みなさまのご参加をお待ち申しあげております。 谷隆一郎「神的エネルゲイア・プネウマの経験と信─ロゴス・キリストを信じるとはいかなることか─」 メッセージ:ロゴス・キリストの受肉ということを、「知る」のではなく「信じる」とは、いかなることなのか。キリスト教の基本としてふつう前提とされていることを、改めて、それが発語された原初的場面に遡って問い直し、ひいては、人間・自己の真の成立に関わる普遍的な問題位相をいささか浮彫にしたいと思う。(その際、主として依拠するのは、東方教父、とりわけニュッサのグレゴリオスと証聖者マクシモスの文脈である。) 例会終了後に、広尾近辺で懇親会を予定しております。