第116回教父研究会のご案内

第116回教父研究会は、2006年6月24日(土)14時-17時に、聖心女子大学マリアンホール、グリーンパーラーにおいて開かれます。今回は教父研究会設立三十周年記念特別講義として、ロバート・チャールズ・ヒル博士(オーストラリア・カトリック大学初期キリスト教研究所)をお招きしました。みなさまのご参加をお待ち申し上げております。発表原稿(英語)もあわせてお送りいたします。

  • ロバート・チャールズ・ヒル博士(オーストラリア・カトリック大学初期キリスト教研究所)「John Chrysostom, commentator on the Old Testament」
    • メッセージ 初期キリスト教の時代、教父たちは東方でも西方でも、パストラル・ケアの一環として聖書の注解を教会の会衆のために行ってきた。その一部は(クリュソストモスやアウグスティヌスの場合のように)口頭で講話として発表され、速記者によって記録されてきた。クリュソストモスは福音書とパウロ書簡にかんする講話を行ったことでよく知られているが、創世記、詩編、イザヤ書、エレミア書ほかの旧約聖書についても講話を行った。これらの講話で彼は旧約聖書と新約聖書の信仰の調和をはかり、キリスト教徒にもユダヤ人の聖典を用いる権利があると主張した。アンティオキアの教父たちは寓喩的な解釈を釈義に適用せず、事実に基づく部分に注目することをよしとしたため、過度に歴史的事件に依拠しているとみられがちであった。クリュソストモスはアンティオキアの教父たちとは対照的に、詩編のもつ深遠な霊性に鋭敏であり、創世記にみられるような複雑な章句を解釈するときには、原則的に逐語的な解釈や根本主義的な解釈を斥け、旧約聖書の表現の曖昧さについて説教した。
  • 参加費 500円

Leave a comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *