第176回教父研究会例会のご案内

第176回教父研究会は 2022年3月26日(土)オンライン(Zoom)にて3名の研究者によるシンポジウムとして開催される予定です。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

日時:2022年3月26日(土)14:00 – 17:30

会場:ミーティング URL はメール・手紙にて会員の皆様にお知らせしています。届いていない場合は、お手数ですが事務局までお問い合わせください。

参加にあたっては、次の三点を守ってください。
1. 表示名を「氏名」にしてください。
2. 司会者・発表者以外は音声を「ミュート」にしてください。質疑応答の際に司会者に指名されたときのみ「オン」にしてください。
3. 質問するときは「手を挙げる」機能を用い司会者に指名されるのをお待ちください。

非会員の参加も可能となっております。関心のありそうなお知り合いがいらっしゃる場合は、「非会員専用参加受付フォーム https://forms.gle/XYm5pyMnfKLTLTD78」をご案内ください。

懇親会は実施しませんが、例会後もしばらく Zoom ミーティングを開いたままにいたしますので、自由にご歓談ください。

シンポジウム:
 アウグスティヌスの言語論──再考

趣旨説明:
 教父アウグスティヌスほど〈ことば〉を大切にした思想家は少ない。20歳の時に文法学の教師となり、その2年後に修辞学の教師となった彼は、聖書との出会いによって〈神のことば〉を伝達する教師となったが、その思索の中心には常に〈ことば〉の問題があった。
 本シンポジウムの提題者のひとり加藤武は『アウグスティヌスの言語論』(創文社、1991年)において彼の言語思想の深みを言語哲学的視点、および解釈学的視点から明らかにしたが、今回のシンポジウムはそこでの考察を承け、最新の研究動向を踏まえつつ、アウグスティヌスの言語思想をさらなる広がりと深みにおいて歴史的に明らかにすることを目指す。それぞれの提題は次の通りである。

 1. 水落健治、アウグスティヌスの言語思想の展開──『問答法について』から『キリスト教の教え』まで
 2. 小沢隆之、アウグスティヌスの uerbum cordis と聖書解釈──神のことばを人間の言葉によって語ろうとすること
 3. 加藤武、声とことばについて──『キリスト教の教え』1.13 における


この件に関するお問い合わせは下記教父研究会事務局にお願いいたします。

〒141-8642東京都品川区東五反田三丁目16-21
清泉女子大学文学部文化史学科
坂田奈々絵研究室
mail: secty.jsps [at] gmail.com