第123回教父研究会は、2008年3月22日(土)14時~17時、聖心女子大学1号館4階会議室において開かれます。みなさまのご参加をお待ち申し上げております。
- 武藤慎一「アンティオキア釈義学派におけるエウドキア」
- メッセージ:西洋のキリスト教は、感情に関する事柄を低く見てきた。聖書では神に関しても感情表現が多数見受けられるにもかかわらず、古代教会の時代にはその精神的意味だけが重んじられる傾向があった。その中で、例外もあった。アレクサンドリア学派と双璧をなすアンティオキア学派である。特筆すべきは、その代表のモプスエスティアのテオドロスのキリスト論における神のエウドキア(喜び)の高い位置付けである。研究会では学派を紹介しながら、この問題を扱ってみたい。
- 参加費 500円