第188回教父研究会は 対面(聖心女子大学)とGoogle Meetを使用したハイブリッド形式での開催を予定しています。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げています。
日時:2026年3月15日(日)14:30–17:00 ※通例と異なり日曜日の開催となりますのでお気をつけください。
会場:聖心女子大学 1号館2階221教室
オンライン・ミーティングに参加するための情報は、メール・手紙にて会員の皆様にお知らせしています。届いていない場合は、お手数ですが事務局までお問い合わせください。
※ URL、ミーティングID、パスコードの第三者への拡散は、くれぐれもご遠慮ください。
※ 参加にあたっては、次の三点を守ってください。
1. 表示名を「氏名」にしてください。
2. 司会者・発表者以外は、音声を「ミュート」にしてください。質疑応答の際に司会者に指名されたときのみ、「オン」にしてください。
3. 質問するときは「手を挙げる」機能を用い、司会者に指名されるのをお待ちください。
非会員の参加も可能となっております。関心のありそうなお知り合いがいらっしゃる場合は、「非会員専用参加受付フォームhttps://forms.gle/H14efTrNDbAfDU8V7」をご案内ください。
特別講演「十字架のヨハネ『霊の讃歌』の「美しさ」について」
講演者:鶴岡賀雄先生(東京大学名誉教授)
要旨:
発表者は、十字架のヨハネ(Juan de la Cruz, 1542-1591)のいわゆる婚姻神秘主義の主著『霊の讃歌(Cántico Espiritual)』の読解の試みを少しずつ続けてきた。本発表では、これまでの試みをとりまとめて紹介し、この特異な著作を全体としてどう読み解くかについての私見を提示することを目指す。
『霊の讃歌』は、雅歌の文言を大幅に取り入れた自作の詩作品への自註という形式をとる。雅歌註解の伝統に倣うが、註解される詩篇がかれの自作であるところに大きな特徴がある。全部で四十の「歌(canción)」からなる詩篇は、男女の相聞歌が連なって、全体としてひとつの「歌ものがたり」となっており、一つ一つの「歌」に霊的「解説」がほどこされて、人間の魂が神との合一を果たしていく次第が一種の愛の階梯としてたどられていく。その途次で、神との合一、つまり「人が神になる(deificación)」とはどういうことかについての「神秘主義的」な説明がさまざまなになされるのだが、本発表では、それらを確認しつつ、それらを含んだ本書全体を導く「モチーフ」にして「場」として、「美しさ(hermosura)」ということが想定されうると考えてみたい。それによって、「美」という大きな超越概念~価値概念をめぐる思想伝統のなかに十字架のヨハネを置き入れてみる可能性も探りたい。
この件に関するお問い合わせは下記教父研究会事務局にお願いいたします。
〒150-8938東京都渋谷区広尾4-3-1
聖心女子大学現代教養学部哲学科 山田庄太郎研究室
mail: secty.jsps [at] gmail.com
