第126回教父研究会のご案内

第126回教父研究会は、2008年12月13日(土)13時~17時、明治学院大学白金校舎1457番教室において開かれます。みなさまのご参加をお待ち申し上げております。

  • 戸田聡「キリスト教修道制の成立─隠修制と共住制─」
    • メッセージ:まず隠修制が、次いで共住制が成立したとされる、キリスト教修道制の成立をめぐっては、それは非キリスト教的な現象なのではないか、また、哲学とはおよそ無縁だ、といったことがしばしば主張されてきました。今回の発表では、拙著『キリスト教修道制の成立』で行なった議論を整理しつつ、このような主張がどれほど妥当かについて考えてみたいと思っています。
  • 桑原直己「隠修士と共住修道院─その東方的起源と西方的展開について─」
    • メッセージ:キリスト教修道制はその成立期において、独住の隠修士と共住修道院という二つの方向を示している。今回の発表では、独住隠修士の模範として理解されてきたアントニオスと、共住修道院の制度的な確立者バシレイオスとを中心に、草創期の修道制においてこれら二つの生活様式の相違が意味していたところを明らかにし、さらにこれら二つの方向が、西方世界を含めたキリスト教修道霊性史に示してきた意義を概観することとしたい。
  • 参加費 500円

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