第117回教父研究会は、2006年10月21日(土)14時-17時に、明治学院大学 白金校舎本館1507番教室において開かれます。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
- 荒井洋一「暗い絵の構図─アウグスティヌス『神の国』22・22–24における悪の問題」
- メッセージ 私は加藤信朗先生と宮谷宣史先生の優れた御論文に教えられつつ、『神の国』第22巻22章から24章までの範囲に焦点を合わせて、そのテキストの迷路のような小道に分け入ってみたい。このテキストを再読していると、一連の暗い絵が浮かび上がってくるように見える。私の発表は「暗い絵」の構図の一端を明らかにしようとする小さな試みである。その途中で、最晩年の、偉大な言葉の巨匠が、読者のために残してくれた、皮肉な笑いの場面などにも足を止める。
- 参加費 500円