第179回教父研究会例会のご案内

第179回教父研究会は 「アウグスティヌス著作集」の完結を記念し、富山大学名誉教授の松崎一平先生より、翻訳や刊行に関わる様々なことについてご講演いただきます。司会進行は出村和彦先生に務めていただきます。
また、例会の前には総会が開催されます。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

なお、今例会は、対面(東京大学駒場キャンパス)とZoomを使用したハイブリッド形式での開催を予定しております。

オンライン・ミーティングの URL はメール・手紙にて会員の皆様にお知らせしています。届いていない場合は、お手数ですが事務局までお問い合わせください。

参加にあたっては、次の三点を守ってください。
1. 表示名を「氏名」にしてください。
2. 司会者・発表者以外は音声を「ミュート」にしてください。質疑応答の際に司会者に指名されたときのみ「オン」にしてください。
3. 質問するときは「手を挙げる」機能を用い司会者に指名されるのをお待ちください。

非会員の参加も可能となっております。関心のありそうなお知り合いがいらっしゃる場合は、「非会員専用参加受付フォーム https://forms.gle/upmwAC15f7N7hoDE9」をご案内ください。


日時
:2023年6月24日(土)13:00-13:30 総会;13:30-16:00 例会

会場:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム3

発表題目: 『詩編注解(6)』に取り組んで―『詩編注解』全6冊の、つまりは「アウグスティヌス著作集」全36冊の完結にあたって―

発表者:松崎一平

メッセージ
 まさにこの6月下旬に、教文館刊「アウグスティヌス著作集」の第20巻第2分冊(20/II)『詩編注解(6)』が刊行される予定です。それをもって、アウグスティヌスの最長の著作たる『詩編注解』の全訳が完成するとともに、「アウグスティヌス著作集」全36冊が完結することになります。わたしが院生だった1979年1月に最初の第4巻『神学論集』が刊行されてから、およそ45年を要したことになります(わたしの研究者としてのキャリアにすっかり重なります)。『神学大全』の全訳の完成に匹敵する大きな成果だと思われます。幸いにもこの記念すべき『詩編注解(6)』にかかわらせていただいた一人のアウグスティヌス研究者として、長いあいだ訳に取り組んできて、あるいはいよいよ本とするべく、いわゆる「解説(要約)」や「聖句索引」をまとめるなかで、苦労したこと・工夫したこと・感じたこと・気づいたこと・考えたことなどを、ざっくばらんにお話しさせていただこうと思っています。そうするなかで、日本におけるアウグスティヌス研究の現状や課題について、管見のかぎりでの欧米の現状を踏まえながら、わたしの考えるところを少しだけお話しさせていただけたらと考えています。


この件に関するお問い合わせは下記教父研究会事務局にお願いいたします。

〒141-8642東京都品川区東五反田三丁目16-21
清泉女子大学文学部文化史学科
坂田奈々絵研究室
mail: secty.jsps [at] gmail.com